浅草の革問屋を巡る その2

シェアする

先日に続き浅草に革を見に行きました。

本日伺った革問屋さんはトーマスウェア社のブライドルレザーを購入している会社様でもあります。

今回はブライドルレザーではなく、イタリアの老舗タンナーであるヴォルピ社の革を見せて頂きました。

イタリアンレザーと言えばアンダークールドで既に取り扱いのあるウンゲレーゼがありますが、もう少し硬さが欲しく、別素材を探していたところ目に付いたのが今回のヴォルピ社の革素材です。

「トイアーノ」「トスカーノ」という革を見せて頂いたのですが、両方とも素晴らしい革でした。

「トイアーノ」はアンダークールドで取り扱っているウンゲレーゼに比べると油分は少なくコシのある質感です。決してオイルが少ないということではないので使っているうちにしっかり経年変化してくれそうです。部位はウンゲレーゼと同じくショルダーなのでトラ模様があります。ウンゲレーゼに比べて今回のトイアーノはこのトラが綺麗に出ているためこれを生かした製品作りができそうですね。

  

「トスカーノ」は先ほどの「トイアーノ」に比べて油分を減らし、繊維質がギュッと詰まった硬さがあります。発色が素晴らしく、イタリア銘革の一つ、ワルピエ社のブッテーロに非常に近い革素材です。紳士物の商品を作るにはピッタリの革だと感じました。(写真撮り忘れてしまいました…。)

両方とも素晴らしい革でしたが、後者の「トスカーノ」の方はあまり売れていないらしく、定番在庫から外してしまおうかと考えているとの事でした。なんでこんなに良い革なのに売れていないのか不思議です。ましてや日本でも人気のブッテーロに、かなり近い革素材なのに使う人がいないというのは残念です。確かにブッテーロもトイアーノも新品の時はそっけない表情ではありますが、革の張りや硬さ、そして発色の素晴らしさは変え難いものがあり使いやすい革素材だと個人的には思うのですが。

イタリアンレザーも様々な種類がありますが、意外とブッテーロのようなコシのある硬い綺麗なスムースレザーって少ないんですよね。そういう意味でも今後トイアーノが取り扱いがなくなってしまうのは非常に残念です。

このように問屋さんで定番在庫を持たないとなると、1回の注文で何十枚という単位で買わないといけません。アンダークールドのような資金が限られる小さなブランドは、そのような買い方はできません。

そんな訳で自ずと選択肢はトイアーノ1本に絞られました。これで一つ新商品のサンプルを作ってみようかと思います。

ブライドルレザーも購入したかったのですが、まだイギリスから入荷しておらず品切れが続いているとの事でした

このためMakuakeのリターン製造が遅れてしまっており大変申し訳ございません!!

ブライドルレザーが入荷次第すぐに製造に取り掛かれるように致します。